あらすじ【角川まんが日本の歴史】6巻「二つの朝廷 ●南北朝~室町時代前期」
お疲れ様です。あかいあくまです😈
今回は角川まんが日本の歴史6巻のあらすじです!
鎌倉幕府が倒れた後、後醍醐天皇による建武の新政、室町幕府の成立、と朝廷と武家による政権を巡る争いが繰り広げられた時代
独自のまとめ画像を使ってご紹介します!
日本の歴史シリーズは、日本のいろいろな時代について学ぶことができる本です。まんがで描かれていますので、教科書よりも理解しやすいうえに、内容は受験勉強としても使えるレベルの本です。
日本の歴史シリーズに関する紹介はこちらをお読みください。
目次
第6巻「二つの朝廷 ●南北朝~室町時代前期」あらすじ
タイトル一覧
第6巻「いざ、鎌倉 ●鎌倉時代」のタイトルは以下の通りです
1章 打倒!鎌倉幕府
・安藤氏の乱と高まる幕府への不満
・後醍醐天皇の野望
・天皇につく足利高氏
・鎌倉幕府の滅亡
2章 武士の世を取りもどせ!
・建武の新政
・武士たちの不満
・足利尊氏、挙兵
・尊氏の勝利
3章 二つの朝廷と室町幕府
・室町幕府、開く
・京の北朝 吉野の南朝
・対立する尊氏と直義
・第三代将軍 足利義満
4章 足利義満と北山文化
・日明貿易で大もうけ
・北山文化と金閣
・変わり者の僧 一休
・商業の発展と民衆の暮らし
あらすじ(画像付き)
1章 打倒!鎌倉幕府
- 安藤氏の乱の長期化、倭寇の猛威、元寇による武士の困窮、など問題を解決できない鎌倉幕府に対して不満がたかまった
- 大覚寺統と持明院統による朝廷内の争いに対する鎌倉幕府の対応への不満と、朝廷へ政権を取り戻したい、という思いから後醍醐天皇が倒幕を計画した
- 足利高氏は鎌倉幕府の御家人として後醍醐天皇の倒幕を阻止していたが、天皇側へ寝返った
- 新田義貞など関東の御家人たちが鎌倉へ攻め込み、1333年5月鎌倉幕府が消滅した
2章 武士の世を取りもどせ!
- 後醍醐天皇が建武の新政を始めるが、将軍を置かない政治体制に武士からの不満が募る
- 中先代の乱が勃発 足利尊氏は弟・直義を助けるため鎌倉へ
- 中先代の乱を鎮圧したことで足利尊氏に対する支持が高まる
- 後醍醐天皇に取り入る新田義貞を討つため挙兵した足利尊氏 建武の新政に対する反乱とみなされ朝敵となる
- 光厳上皇を味方に付けて足利尊氏は朝廷軍を破る
3章 二つの朝廷と室町幕府
- 室町幕府を開くため、武士の基本方針である建武式目を制定、その後室町幕府が開かれた
- 戦に敗れ幽閉されていた後醍醐天皇は、奈良・吉野へ逃れ南朝を開いた
- 幕府内で足利直義と高師直の対立が表面化した
- 幕府を追い出された足利直義は観応の擾乱を起こす
- 将軍は足利尊氏から、義詮を経て、第3代将軍・義満へ
4章 足利義満と北山文化
- 足利義満は明との貿易で利益も得ながら、日本の国王であると認めさせていた
- 朝鮮との国交が復活し、日朝貿易が行われた
- 能を大成した世阿弥、金閣寺などをはじめとして、北山文化が花開く
- 足利義満は室町幕府の最盛期を築き、義満の死後は下剋上の時代へと移っていく
6巻の見どころ
三種の神器を巡る争い
今回取り上げている6巻は、室町時代前期です。この時代は朝廷が二つに分かれた時代でもありました。
天皇自ら政治を行うため後醍醐天皇が三種の神器を持ち出し、奈良・吉野へ逃れ開いた南朝。
そして、室町幕府が支える北朝。
勝手に逃げ出した後醍醐天皇が何も持たずに逃げ出していたら、いくら主張しようと南朝は正当な朝廷とは認められなかったでしょう。
では、なぜ南朝と北朝とに分裂することになったのか?
そのカギは三種の神器がにぎっています…
足利尊氏の人物像
足利尊氏は当初鎌倉幕府の御家人でしたが、後醍醐天皇と共に倒幕し、室町幕府の初代将軍となります。
将軍と聞くとイメージするのは源頼朝や徳川家康で、野心を持った絶対的なリーダーといったイメージがありました。しかし、6巻を読んで見ると、足利尊氏は違った印象を受けました。
鎌倉幕府から後醍醐天皇側へ寝返った時も、その後後醍醐天皇が始めた建武の新政に対抗するときも、きっかけは高師直や足利直義の助言によるものです。しかも、助言を受けて苦悩しながらも行動する…といった感じ。
さらに、後醍醐天皇から朝敵とされるとショックのあまり出家しようとしたり、室町幕府を開く直前でも、弟・直義に政治を任せて、自らは出家しようとします。
ちょっと将軍のイメージが違いませんか??
足利尊氏の人柄について調べてみたら意外な素顔が明らかになりました↓↓↓
まとめ
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史6巻についてご紹介しました。
鎌倉時代の終焉から、室町幕府成立、南朝と北朝への分裂と展開が大きく、天皇が自ら政治をしたレアな時期もありました。
戦国時代に入っていく雰囲気も感じられますので、是非読んでみてくださいね。
以上。よろしくお願いいたします。
江戸時代が始まる前の戦国時代についても記事を書いています↓↓↓↓
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